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革靴は実物を見て選べ!旅行先で「ボートシューズ」を買ってしまった話

どうも、ユウヤマンです。

前回の記事で「スニーカー代わりに履きたいボートシューズ」について歴史や機能美を解説しましたが、読んでいて「急にボートシューズについて語り出したな」と思った方もいるかもしれません。

実はあの記事、すでに僕が実物を買ってしまった後だったんですよね(笑)。 気に入っていて、記事を書く前に結構履いてしまっています。

先日、九州へ旅行に行った時のこと。普通、旅先で靴なんて買わないですよね?荷物になるし。 でも、とあるショップに立ち寄ったのがすべての始まりでした。

今回は、僕が旅行先でどんな靴に出会い、なぜ荷物になるのを覚悟で重たい革靴を持って帰ることになったのか、そのエピソードをゆるくお話ししたいと思います。

目次

発売日を迎えた「ローファースニーカー」を見るために

九州旅行中、僕は福岡にあるスニーカーショップ「BILLY’S ENT(ビリーズエンター)」(以下、BILLY’S)の実店舗に寄り道をしました。

BILLY’Sって聞いたことない人もいるかもしれないですが、実は、ABCマートが展開するスニーカーセレクトショップなんです。限られた店舗でしか手に入らない限定モデルや、ファッション性の高いアイテムを取り扱っていて、見ているだけでワクワクする少し特別感のあるショップなんです。

僕が住んでいる場所にも店舗はあるんですが、なんと九州旅行のその日が、ちょうど気になっていた「BILLY’S別注モデルのVANSのローファースニーカー」の店頭発売日だったんです。「これは実物を見るチャンスだ!」と思い、せっかく福岡に来たついでにお店に寄ってみることにしました。

店内を見ていると、他に気になっていたPOLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフ ローレン)のローファースニーカーである、BILLY’S別注の「KEATON PENNY(キートン ペニー)」も置いてありました。

試着して分かった!紐なし靴は「実物を履いて選ぶべき」

せっかくなので店員さんを呼んで、まずはVANSの方だけ試着してみることにしました。

実際に履いてみると、VANSらしさが出ていてすごく良かったんですが、「なんとなく、自分が探しているイメージとは少し違うかも?」と、自分の想像とのギャップを感じたんです。

そこで、もう一つの候補だったラルフのローファースニーカーも試着させてもらいました。 両方を実際に履いて見比べてみると、「VANSはお手頃で良いけど、やっぱりラルフの醸し出す雰囲気は別格だな……」と心が揺れ動きました。

そこでサイズ選びの相談に乗ってくれたのが、ご自身も大の革靴好きだという店員さんでした。僕がサイズ感で悩んでいると、店員さんがローファー選びについてこんな話をしてくれました。

「オンラインで買う人も多いですが、特にローファーのような紐のない靴は、実際に履いてサイズ感を選んで欲しいんです。普段履いているメーカーの靴でも、いつものサイズより大きかったり小さかったりします。紐がなくて調整できないからこそ、実物を履いて選んで欲しいんです」

言われてみれば、確かにこの試着でも僕にぴったりだったのは普段履いているサイズよりもワンサイズ上でした。

さらに、革靴自体の魅力について店員さんはこう続けます。 「それに、革靴は天然の素材を使っているので、同じ靴でも一つ一つ表情が違うんです。在庫があればですけど、複数の実物を見て選んでいただきたいんですよね」

この言葉に、僕はハッとさせられました。 確かに今まで買ってきた革靴も、個体により少し傷があったりして味があるなと思うことはありましたが、「同じサイズの中から革の表情の違いで選ぶ」という発想はあまりなかったからです。

「地元にもBILLY’Sの店舗はあるし、何より今は旅行中だから靴なんて買ったら確実に荷物になる。でも、せっかく買うなら、こういう熱い店員さんから買いたいな」と、密かに思っていました。

流行りへの違和感。ローファーからボートシューズへ

このお店で買いたい気持ちは高まっているものの、値段も決して安くはないので、ここからさらに真剣に悩み始めます。 「ラルフローレンのローファー、確かにカッコいい……でもな……」

いざ買おうとすると、僕の中の「アメカジ好きの面倒くさいこだわり」が顔を出しました。 というのも、ローファーを調べていくうちに「名作」と呼ばれるような王道の本格革靴を手に入れたいという思いがあったし、何より「今の世間の流行り(ローファースニーカー)と丸被りするのはちょっとイヤだな」と思ってしまったんです。

ド直球に店員さんに相談してみました。そしたらまさかの提案がありました。それが、同じくBILLY’S別注のラルフローレンの靴。 前回の記事で解説した海のワークウェア、クラシックボートシューズの「MERTON BOAT(マートン)」のBILLY’S別注モデルでした。

しかもBILLY’S別注のKEATON PENNYと同じ、シボ(表面の凹凸)が入ったオイルドレザー仕様。 「うわ、なにこの無骨なカッコよさ。これなら流行り関係なく、どのパンツにも合わせて長く履けそう!」と、ローファーから一気に心が傾きました。

同じサイズなのに別物!?自分だけの「MERTON BOAT」を選ぶ

すぐさま「すみません、ボートシューズの方でサイズってありますか?」と尋ねてしまいました(笑)。

先ほどの店員さんがまずは一つ在庫を持ってきてくれたので、実際に足を入れてみるとサイズ感もバッチリ。もう一瞬で決まりました(笑)。

店員さんに「これにします!さっき言ってた革の質感を見比べるやつ、できますか?」と尋ねると、「同じサイズが他にいくつあるか、ちょっと見てきますね」と再び奥へ。

幸い、同サイズの在庫が3つあったようで、「個体によってシボの入り方や革の表情が全然違うので、ぜひ見比べてみてください」と持ってきてくれました。

せっかくなので、3つの「MERTON BOAT」を並べてじっくり見比べてみると、確かに一つ一つ全然違ったんです。

同じモデルの同じサイズ(履いたときのサイズ)のはずなのに、比べてみるとまるで別の靴かと思うくらい個体差がありました。 シルエットが丸みを帯びているものや角張っているもの、そして革のシボが深いものや浅いものなど、本当に表情が豊かです。

「このシワの入り方、めっちゃ良いな……」と悩みながら、一番自分好みの表情をした個体をじっくりと選び抜くことができました。同じ靴の中から自分だけの1足を選ぶというのは、とても贅沢で最高の体験でしたね。

さらに、自分の一足を選んだ後も、お会計を済ませながら店員さんと革靴トークでひと盛り上がり。お互いのこだわりを語り合う、靴好きにとってたまらない時間になりました。

まとめ:オンラインでは味わえない「靴選びの醍醐味」

こうして僕は、旅行の荷物は少し重くなってしまいましたが、大満足で新しい相棒となる「MERTON BOAT」を購入しました。

今の時代、スマホ一つで靴も簡単に買えてしまいますし、地元にも同じお店はあります。でも、今回お店に足を運んでみて、ただ目当ての靴を手に入れられただけでなく、靴選び自体がとても楽しい思い出になりました。

これから長く付き合っていくアイテムだからこそ、気の合う店員さんや「この人の元で買いたい」と思わせてくれるような店員さんから買いたい。誰から買うかで、手に入れたときの満足度が全然違うんだなと改めて実感しました。

この体験があったからこそ、このボートシューズへの愛着がさらに湧いた気がします。やっぱり、革靴は実物を見て選ぶに限りますね。

さて、旅行の思い出とともに我が家にやってきた「MERTON BOAT」。 次回は【後編】として、この靴のシボ革の魅力や、こだわりのディテールについて詳しくレビューしたいと思います!お楽しみに!

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この記事を書いた人

きれいめ服で平和に暮らしていたアラサー。
気づけば“消耗品じゃなく相棒がいい”と思うように。
履けば味が出て、育てれば一生ものになる世界に引き込まれ、アメカジへ。
今は師匠の背中を見ながら、のんびり育成中です。

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