どうもユウヤマンです。
デニムを調べ始めると、
まず言葉の多さに戸惑います。
色落ち、エイジング、ヒゲ、ハチノス……。
一つ調べると、また別の知らない言葉が出てきて、
気づけばタブが何個も開いている、なんてこともよくあります。
このページは、
デニムの色落ちやエイジングに関する用語を、
初心者向けにまとめてみた用語集です。
厳密な定義をまとめた辞書ではなく、
レビューや写真を見るときに
「この言葉、なんとなく分かる」
状態になることを目的にしています。
分からない言葉が出てきたときに、
必要なところだけ拾い読みしてもらえたら嬉しいです。
この用語集について
ここに書いている内容は、
あくまで一般的によく使われている言い方をベースにまとめたものです。
デニムの用語は、
人やブランド、文脈によって
少しずつニュアンスが変わることもあります。
正解を一つに決めるためのものではありません。
写真やレビューを見るときの補助として、
気になった言葉だけ拾って使ってもらえたら十分です。
色落ち・エイジングに関する用語
色落ち
デニムに使われている染料が、着用や洗濯を重ねることで徐々に薄くなっていく、
デニムの色が抜けていく変化を指す言葉。
摩擦が起きやすい部分ほど変化が出やすく、
膝や太もも、ポケット周りなどに色の差が現れやすい。
単純に全体が薄くなるというより、部位ごとに濃淡が生まれていくのが特徴。
名前はシンプルだけど、実際はかなり奥が深い。
「色落ちが進んできた」「この色落ちの仕方が好き」といった形で使われる。
エイジング
着用や経年によって生まれる、
デニム全体の変化や雰囲気をまとめて表した言葉。
色落ちだけでなく、シワやアタリ、質感の変化なども含めて語られることが多い。
色落ちが「変化の現象」を指すのに対して、エイジングはその結果としての状態を表す言葉。
変化そのものというより、変化したあとの「今」を見る表現。
「エイジングを楽しむ」「人によってエイジングが違う」といった使われ方をする。
フェード
色が落ち、全体的に柔らかい印象へ変化していく、
なだらかな色落ちの状態を表す言葉。
急激なコントラストではなく、時間をかけて均一に近づいていくニュアンスで使われることが多い。
派手さよりも自然な変化を評価するときに使われやすい。
色落ちの量というより、方向性を表す言葉に近い。
「ナチュラルなフェード」「全体がフェードしてきた」などと使われる。
アタリ
摩擦や折れによって、
部分的に強く出た色落ちの箇所を指す言葉。
ベルトループ周りや裾、ポケット口など、動きや負荷がかかる場所に出やすい。
色落ちの中でも、立体感や使用感を強く感じさせる要素。
履いた人の動きが、そのまま残る場所。
「アタリが出てきた」「裾にアタリがある」といった形で使われる。
ヒゲ
太ももの付け根あたりに現れる、
横方向のシワに沿って出る色落ちを指す言葉。
座ったりしゃがんだりする動作によって生じやすく、
デニムの色落ちを象徴する要素として扱われることが多い。
出方には個人差があり、コントラストの印象にも影響する。
写真で見るほど、実物は控えめなことも多い。
「ヒゲがきれいに出ている」といった表現で使われる。

ハチノス
膝裏に現れる、
蜂の巣のような形に見えるシワ状の色落ちを指す言葉。
歩いたり立ったりする際の膝の動きによって生じ、
ヒゲと並んで代表的な色落ちの一つとされる。
履き方や体型によって出方が変わりやすい。
意識しなくても、気づいたら出ていることが多い。
「ハチノスが出始めた」といった使われ方をする。

パッカリング
縫製部分の糸と生地の縮みの差によって生じる、
波打つようなシワの表情を指す言葉。
洗濯や着用を重ねることで徐々に目立つようになり、
平面的だった部分に立体感を与える要素になる。
裾やポケット周りなど、縫い目が集中する部分で見られやすい。
言葉は難しいけど、見覚えはある人が多い。
「裾にパッカリングが出ている」などと使われる。

コントラスト
色が落ちた部分と色が残っている部分の、
明暗の差の強さを表す言葉。
差がはっきりしているほど「強い」、
全体的になだらかな場合は「弱い」と表現される。
色落ちの量そのものより、差の出方を見るときに使われる。
分かってくると、写真の見え方が少し変わる言葉。
「コントラストが強い色落ち」などと使われる。
縦落ち
色落ちの出方を方向で表した言葉で、
縦方向に濃淡が現れて見える状態を指す。
全体として縦のラインが強調され、
シャープな印象になると表現されることが多い。
色落ちの量より、表情の方向性を示すための言葉。
言葉としてはよく聞くけど、最初はイメージしづらい。
「縦落ちがきれいに出ている」といった使われ方をする。
横落ち
色落ちが横方向に現れて見える、
横に広がるような色の変化を指す言葉。
縦落ちと対になる表現として使われることが多く、
ヒゲやシワの出方と結びつけて語られることもある。
縦落ちより聞かない分、余計に分かりにくい。
「横落ちが目立つ」といった形で使われる。
履き込み(穿き込み)
デニムを継続的に着用すること、またはその期間を指す、
色落ちやエイジングの過程を表す言葉。
履く頻度や動き方によって、変化の出方に影響するとされる。
明確な基準があるわけではなく、感覚的に使われることが多い。
数字より、雰囲気で語られがち。
「しっかり履き込んだ一本」といった使われ方をする。
リジッド
洗いや加工を行っていない状態の、
未洗い・未加工のデニムを指す言葉。
購入時点では硬さがあり、洗濯によって縮みや風合いの変化が起こる。
色落ちやエイジングを自分の履き方で進めたい場合によく選ばれる。
扱いは少し気を使うけど、変化は分かりやすい。
「このモデルはリジッドでの販売です」と説明されることが多い。
生デニム
主に未洗いの状態で販売されている、
これから変化していく前提のデニムを指す呼び方。
リジッドとほぼ同じ意味で使われることが多いが、
厳密な加工区分というより、状態を表す言葉として使われる。
文脈によってニュアンスが少し揺れる。
言い方が違うだけで、指しているものは近い。
「生デニムから育てたい」といった表現で使われる。
ワンウォッシュ
製品として販売される前に一度だけ洗いをかけた、
縮みをある程度落ち着かせた状態のデニム。
リジッドより扱いやすく、購入後すぐ履きやすいのが特徴。
色落ちはここから始まるため、変化は比較的穏やか。
最初のハードルを下げてくれる存在。
「ワンウォッシュなのでサイズは安定しています」といった説明で使われる。
ノンウォッシュ
洗い加工を行っていない、
未洗い状態を示す表現。
リジッドと同じ意味で使われることも多く、
文脈によって呼び分けられる。
縮みや色落ちがこれから始まる状態を指す。
呼び方が違うだけ、というケースも多い。
「ノンウォッシュでの販売」といった形で使われる。
初洗い
購入後、初めてデニムを洗濯することを指す、
色落ちや縮みが大きく動くタイミングを表す言葉。
風合いやサイズ感が変わりやすく、
いつ洗うかは考え方が分かれやすいポイント。
ここで一度、空気が変わる。
「初洗いはいつにするか」といった形で語られる。
色残り
色落ちが進んだ中でも、
比較的濃い色が残っている状態を指す言葉。
全体が薄くなっても、部分的に色が残ることで立体感が生まれる。
コントラストや表情を語る際によく使われる。
残っている色も、評価の対象になる。
「色残りがきれい」といった表現で使われる。
色抜け
染料が抜けて色が薄くなった、
色落ちした結果の状態を表す言葉。
色落ちとほぼ同じ意味で使われることもあるが、
やや結果寄り、場合によってはネガティブな文脈で使われることもある。
使う人によってニュアンスが変わりやすい。
「色抜けが早い」と言われることがある。
表情
色落ちやシワ、アタリなどが組み合わさって生まれる、
デニム全体の雰囲気や見え方を指す言葉。
数値化できない要素をまとめて表現するときに使われることが多い。
エイジングを語る文脈でよく登場する。
便利だけど、少し曖昧。
「いい表情になってきた」といった形で使われる。
ムラ感
色や濃淡に均一ではない変化が出ている、
ばらつきのある色落ちの状態を指す言葉。
履き込みや素材の影響で自然に生まれることもあれば、
特徴として評価される場合もある。
のっぺりしていない、という意味合いで使われやすい。
良し悪しというより、好みの話になりやすい。
「ムラ感のある色落ち」といった表現で使われる。
まとめ
用語を知ったからといって、
色落ちやエイジングの「正解」が分かるようになるわけではありません。
ただ、言葉の意味が少し分かるだけで、
デニムの写真やレビューの見え方が変わってくることはあります。
「何となくいい」「雰囲気が好き」と感じていた理由が、
あとから言葉として追いついてくることもあります。
この用語集は、
全部を覚えるためのものではなく、
分からない言葉に出会ったときの
ちょっとした補助として使ってもらえたら十分です。

