外の光で、思わず二度見したぽんこつです🐼
今日は少し涼しかったので、
「よし、あのお気に入りを着よう!」と
クローゼットから引っ張り出してきたのが、
graphzero(グラフゼロ)のペイズリーワンピース。
歯医者さんの定期検診と、スーパーへのお買い物。
そんなごく普通の日常に着て出かけました。
……というのも、私、普段はフルリモート勤務。
平日はほぼ一日中、薄暗い部屋にこもりっきりでパソコンと向き合ってたりします🙄
室内で見ていると、
「デニムが育ってるかどうか」は、正直ちょっと分かりにくいんです。
ところが、です。
用事を済ませて歩いて帰宅途中、
ふと、自分の腕(袖)を見た瞬間。
「……ん? あれ???」
思わず、歩道で立ち止まってしまいました。
外の光で見たら、めっちゃ育ってきてるのでは……!?
最初に「えっ!?」となったのが、この手元の袖です👇

見てください、これ……!
屋外の自然光を浴びて、
袖全体に広がるペイズリーの織り柄が、ポコポコと陰影をまとって浮き彫りになっていて。
「あれ、袖のペイズリー、こんなにくっきりしてたっけ!?」
「もしかして……育ってない!?」
気になって、袖口のカフス(手首の部分)をじっくり見てみたら……👇

うわ、やっぱり育ってるよね!?😆
カフスのフチやステッチのところが、擦れてキュッと白っぽく抜けて、
鮮やかなインディゴブルーとのコントラストが出てるじゃないですか!
いわゆる、デニム好きの皆さんが大好きな「アタリ」ってやつです!
こうなるともう止まりません。
「えっ、じゃあ他のところはどうなってる!?」と、
歩道で一人、あちこち見渡し始めました(完全に怪しい人です笑)。
まず胸元を見てみると……👇

胸元のピンタック(プリーツ)の山折り部分や、ボタン周り、
そしてウエストのギャザーにも、いい感じに陰影とアタリが出始めてる!
さらに、足元を見下ろしてみると……👇

前立て(隠しボタンが並んでいる縦のライン)のフチ部分も白くアタリが出ていて、
揺れる裾まわりも、光を浴びてペイズリーが立体的!
「育ってる……!」
「ちゃんと私の相棒として、全身で育ち始めてるじゃないですか!」
薄暗い部屋では全然気づけなかった変化が、外の太陽の下でハッキリ見えたんです。
歩きながら、ひとりニヤニヤが止まりませんでした(笑)。
あの日の「美術品」を覚えていますか?
このワンピースを買ったのは、去年の夏。
千葉にグラフゼロのポップアップがやってきた日のことでした。
(※当時の大興奮の様子はこちら👇)
👉 ぽんこつ、graphzeroのペイズリーワンピースに落ちる(ポップアップ編)
あのとき、店頭でスタッフさんが見せてくれたんです。
「うちの同僚が毎日着て育てたサンプルなんです」と持ってきてくれた、同じ生地のデニムシャツ。
あれはもう、洋服の域を超えていました。
完全に「美術品」「芸術作品」でした。
インディゴの美しい濃淡、触るとふんわり柔らかい生地、浮き出るペイズリー……。
「こんな風に変わるの!? スゴイ! 私もこれ育てたい!!!」
と、鼻息荒くレジに向かったあの日。
もちろん、あの日の「美術品シャツ」に比べたら、私のワンピースはまだまだヒヨッコです。
足元にも及びません。
でも。
確実に、あの日見た「美術品」への第一歩を、この子が踏み出している……!
そう実感できて、なんだか胸がじんわり熱くなってしまいました✨
ところで……なんでアメカジって「ペイズリー柄」が多いの?
前々からちょっと気になっていた素朴な疑問について、
ぽんこつなりに少し真面目に調べてみました。
バンダナはもちろん、シャツの柄、裏地、古着のワンピース……。
アメカジのお店に行くと、必ずと言っていいほどペイズリー柄がありますよね。
そもそも、あの「勾玉(まがたま)」だか「ゾウリムシ」だか分からない不思議な形、
一体何の柄なんだろう……?
雰囲気だけで着ていたぽんこつ、調べてみたら目からウロコがポロポロ落ちました!
1. そもそもペイズリーって何の柄?
あの不思議な形の正体、実は微生物でも勾玉でもなく…… 「植物の生命力(生命の樹、新芽、種子)」なんだとか!🌱
ルーツは古代ペルシャやインドの伝統文様。
過酷な乾燥地帯でも力強く芽吹く植物の新芽や、実り豊かなマンゴー、永遠の命を象徴する糸杉などがモチーフになっていると言われています。
つまり、「生命力」や「繁栄」を祈る、ものすごく縁起の良い柄だったんですね。
ちなみに「ペイズリー」という名前は、植物やデザイナーの名前ではなく、
19世紀に機械織りでこの柄のショールを大量生産して世界的大ヒットを飛ばした、スコットランドの「ペイズリー市」という町の名前なんだそうです。
(町の名前がそのまま柄の名前になっちゃうなんて、すごい影響力……!)
2. なんでアメカジ(アメリカ)で定番になったの?
そんなスコットランド生まれの上品な柄が、なぜ土臭いアメカジの定番になったのか? ここが一番「へ〜!」となったポイントです。
西部開拓時代、カウボーイや鉄道工夫、炭鉱夫たち。
毎日、泥や砂埃、機械油、そして汗にまみれて働くタフな現場では、バンダナは汗を拭いたり、首元を守ったりする実用品として活躍していました。
そんなバンダナに使われる代表的な柄のひとつが、ペイズリー。
複雑に入り組んだ模様は、無地の布に比べると汚れやシミも目立ちにくそうですよね。
実用品だったバンダナとペイズリー柄が結びつき、やがてカウボーイやウェスタンスタイルを象徴する柄としても定着していきました。
そして1960〜70年代には、ペイズリーはヒッピーやロックなどのカルチャーとも結びついていきます。
ブルージーンズとも相性抜群で、現在のアメカジでもおなじみの柄になっていったんだそう。
チェック柄だとちょっと少年っぽくなりすぎるし、
花柄だと甘すぎて無骨なデニムと喧嘩しちゃう。
でもペイズリーなら、「植物由来の上品さ」と「土臭いワークやウェスタンの雰囲気」を両方持っているから、デニムと合わせたときに抜群にこなれて見えるのかもです。
公式を見て鳥肌!グラフゼロの凄すぎるこだわり
この歴史を知った上で、
改めて、私が今日着ていたグラフゼロのワンピースを見てほしいんです。
昔の労働者が「汚れを目立たせないため」に使っていたペイズリー。
普通の洋服なら、デニム生地の上に白や黒のインクで「プリント」して終わりですよね。
でも、岡山・児島の職人集団、graphzero(グラフゼロ)さんは違いました。
なんとこのワンピース、プリントではなく「ジャガード織り」なんです!
そもそもジャガード織りっていうのは、プリントで柄を印刷するのではなく、
糸の上げ下げを細かくコントロールして、「布の織り目そのもの」で柄を描き出す特別な技法のこと。
(高級なカーテンや着物の帯などにも使われる、すごく手のかかる織り方です)
それだけでも十分贅沢なんですが……
改めてグラフゼロのオフィシャルショッピングサイトを見てみたら、こんな説明が書かれていました。
「生地はライトオンスで経糸にインディゴロープ染色を行ったデニム糸を使用し、緯糸はブラックからなるジャガード織りのペイズリー柄にしています。*
*緯糸がブラックのため、インディゴ糸が色落ちしていくとペイズリーの織り柄が浮き出てくる経年変化が楽しめます。」
……鳥肌が立ちました。
そうなんです。
– タテ糸:インディゴで染めたデニム糸
– ヨコ糸:ブラックの糸
で織られているからこそ、
「インディゴが擦れて色落ちしていくと、黒いペイズリーの織り柄がじわじわ浮き出てくる」という経年変化を、最初から計算して作られているんです!!
労働者たちの実用品だったバンダナを彩ってきたペイズリー。複雑な柄だから、汚れも目立ちにくい。
そんなペイズリーを、「色落ちして浮き出てくるのを楽しむため」に、糸から織り上げて形にする……。
なんて粋なものづくりなんだろう、と改めて感動してしまいました。
今日、外の自然光の下で柄が立体的に見えたのも、まさにこの仕掛けのおかげだったんですね。
胸元のピンタックの生地や、白蝶貝のボタンの細やかな上品さも含めて、本当に細部まで愛が詰まっています♡
そんなグラフゼロが私は大好きです。
私なんかが買って大丈夫?……とドキドキしていた過去の私へ
グラフゼロって知る人ぞ知る児島の職人ブランドじゃないですか。
正直に白状すると、私もイージーパンツ購入で出会った当初は、
「数千円の服ばかり着てきた私なんかが、こんなちゃんとしたお値段の服を買って大丈夫かな……?」
「本当に着こなせる? 買って後悔しない?」
……って、めちゃくちゃドキドキして迷っていたんですよね🙄
でも、このワンピースも思い切って手に入れて、じっくりお気に入りで着倒してきた今の気持ちは……
「控えめに言って、一生モノの最高の相棒に出会えた!!」
胸を張ってそう言えます。
ペイズリー柄だけどシックな色味だから派手すぎないし、
ゆったりしているのに体のラインを絶妙に綺麗に見せてくれるし、
何より「ワンピ・羽織り・スカート」の3役で使えて着回し力が神がかってます。
そして何より、「着れば着るほど、自分だけの一着に育っていくワクワク」をこうして実感できるのは、本当に贅沢な体験です。
もし、昔の私みたいに「気になってるけど、どうしようかなぁ……」って迷っている人がいたら、両手で背中をドーンと押してあげたいです(笑)。
ちなみに、このワンピース、公式ショップ以外だとAmazonでも取り扱ってくれているショップがあるみたいです!
普段Amazonを使っている方や、在庫・サイズ感をチェックしてみたい方は覗いてみてくださいね👇
👉 Amazonで「graphzero プリーテッドワンピース」をチェックしてみる
まとめ:おばあちゃんになるまで、まだまだ育てるよ!
あの日のポップアップで見せてもらった「美術品シャツ」には、まだまだ遠い私のワンピース。
でも、少しずつ私の生活の形に馴染んで、
縫い目が白くなり、柄が浮き出てくる。
この「途中の過程」をのんびり楽しめるのが、アメカジの一番贅沢な時間なのかもしれません。
これから秋本番!
前を開けて、Tシャツやタートルネックの上にサッと羽織るコーデも楽しめそうです♪
目指せ、あの日の美術品!
おばあちゃんになっても大切に着続けますよ〜🐼✨
以上、たまには外に出て太陽の光を浴びないとダメだな……と痛感したぽんこつでした!
(皆さんも、お気に入りのデニムを着てぜひ外の光の下に出てみてくださいね〜!)

