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Lee DOCKING 101【パンツ編】|パッチが2つでシンチバック付き?情報量過多なバックスタイル

どうも、ユウヤマンです。

これまでに、Leeの限定モデル「DOCKING 101」の購入報告(セットアップ編)と、上半身のジャケット徹底解剖編をお届けしてきました。

今回はシリーズ完結編となる、相方の 「パンツ(ジーンズ)」 を徹底解剖します。

ジャケットも背中の仕様などが衝撃的でしたが、パンツも負けていません。 前から後ろまで、右足(RIDERS)と左足(COWBOY)で仕様が全く異なる、情報量過多な一本です。

パッチ、シンチバック、生地の色味……。 細部まで詰め込まれたこだわりの全貌を、写真と一緒に見ていきましょう。

目次

全体像:左右で「色」と「織り」が違う

まずは、平置きした全体像から。

ジャケット編でも触れましたが、パンツになると面積が広いぶん、左右の 「生地の違い」 がより顕著に分かります。

  • 左足(1930s COWBOY側):明るく青みがかった「浅いブルー」。生地はガッシリとした右綾
  • 右足(1950s RIDERS側):深く黒っぽい「濃紺インディゴ」。生地はしなやかな左綾

ここから穿き込むと、左足は荒々しい点落ち、右足はシャープな縦落ちと、左右で全く違う表情に育っていくはずです。

ディテール解剖①:バックスタイルの情報量がすごい

このパンツ、特に後ろ姿の情報量が凄まじいことになっています。

パッチが「毛」と「革」

まず目がいくのが、左右で異なるブランドの顔「パッチ」です。 左側(COWBOY)は毛が付いたままの 「ヘア・オン・ハイド」。右側(RIDERS)はお馴染みの 「革ラベル」。 野性味と洗練、異なる時代の顔が並んでいます。

シンチバックが鎮座

さらに腰の中央には、COWBOY時代の意匠である 「シンチバック」 がついています。 本来RIDERS時代には消滅しているディテールですが、このモデルではしっかりと継承されています。

ディテール解剖②:縫製の歴史を語る「サイドシーム」

そして、今回判明したマニアックすぎる違いが 「サイドシーム(脇の縫い目)」 の仕様です。 裾をロールアップしてみると、左右で全く違う景色が現れました。

右足(RIDERS側):セルビッジ

右足の裾をまくると、そこには 「セルビッジ(耳)」 があります。 これは「脇割り」と呼ばれる縫製仕様で、1940年代以降のRIDERSシリーズに見られる、ヴィンテージジーンズらしいディテールです。

左足(COWBOY側):トリプルステッチ

対して左足。こちらには耳がありません。 その代わりに、強固な 「トリプルステッチ(三本針の巻き縫い)」 になっています。 これは1930年代のCOWBOYモデルに見られる、ワークウェアとしての強度を最優先した仕様。生地の端を巻き込んで縫うため、耳は見えなくなりますが、そのぶん頑丈さは折り紙付きです。

左右の足で「ファッションへの進化(耳)」と「ワークの誇り(巻き縫い)」を見比べることができるなんて、贅沢すぎます。

ディテール解剖③:フロントはLeeの代名詞「ジッパーフライ」

フロントの仕様は、RIDERS側のDNAを受け継いだ 「ジッパーフライ」 です。

ジッパーの持ち手には「Lee」の刻印が入った、ヴィンテージライクな真鍮色のジッパーが採用されています。 COWBOY時代はボタンフライが主流でしたが、Leeはいち早くジッパーを採用したことでも知られるブランド。 「世界で初めてジッパーフライのジーンズを作った」というLeeのアイデンティティもしっかりと組み込まれています。

また、トップボタンにはCOWBOY時代の 「ドーナツボタン」 が採用されており、ここでも時代の融合が見て取れます。

さらに股下の部分をよく見ると、股の中心には 「クロッチリベット」 と呼ばれる股部補強のリベットが打たれています。これはCOWBOYモデルに見られる古い年代特有のディテール。普段は見えない股下という場所ですが、ふとした時にキラリと光る、さりげない無骨さがたまりません。

まとめ:全身で「Leeの歴史」を纏う喜び

ジャケットとパンツ。 こうして上下合わせて細部を見ていくと、単なるデザイン違いではなく、Leeが歩んできた進化の歴史そのものを身に纏っているような気分になります。

「左半身は無骨なCOWBOY、右半身は洗練されたRIDERS」

この強烈なコントラストを、全身で楽しみながら育てていく。 これからの数年間、僕の体はこの「Lee DOCKING 101」と共に、左右非対称な歴史を刻んでいくことになります。

どんな色落ちになるのか、また定期的にレポートしていきますね!

Lee DOCKING 101 シリーズ記事一覧

▼ 第1回:購入報告&セットアップ編 「なぜこれを買ったのか?」欲張りなセットアップの全体像はこちら。
Lee DOCKING 101|右綾と左綾でどう違う?歴史を縫い合わせた「欲張りなセットアップ」を迎えた話

▼ 第2回:ジャケット編 ボタンの刻印から背中の「変態ディテール」まで。上半身のこだわりはこちら。
Lee DOCKING 101【ジャケット編】|左右で違うのは生地だけじゃない!間違い探しのようなディテールを解剖

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この記事を書いた人

きれいめ服で平和に暮らしていたアラサー。
気づけば“消耗品じゃなく相棒がいい”と思うように。
履けば味が出て、育てれば一生ものになる世界に引き込まれ、アメカジへ。
今は師匠の背中を見ながら、のんびり育成中です。

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