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Lee DOCKING 101|左右で生地が違う?歴史を縫い合わせた「欲張りなセットアップ」を迎えた話

どうも、ユウヤマンです。

JELADOの301EXXを育てている最中だというのに。 またやってしまいました。

今回、僕が迎えた新しい相棒。 それが、 Lee の限定モデル「DOCKING 101」 です。 しかもこれ、 ジャケットとパンツ、上下セットアップで購入してしまいました。

「記念モデルだから」 「歴史的な一本だから」

買うための言い訳はいろいろ頭に浮かびましたが、一番の理由はシンプルです。 「左右で違う生地・デザインを使っている」 という、良い意味で常識外れな仕様に、理屈抜きのロマンを感じてしまったから。

今回は、まだ手元に来たばかりのこの「DOCKING 101」について、なぜ僕がこれを選んだのか、その全体像をざっくりとお話しします。 (細かいディテールの話は、今後ジャケット編・パンツ編に分けて書く予定です!)

目次

カウボーイかライダースか、選べなかった僕への「答え」

実はこのモデルを知る前、Leeのアーカイブに興味を持っていて、ある二つのモデルの間で激しく揺れていました。

一つは、1930年代の 「COWBOY(カウボーイ)」。 ワークウェアとしての無骨さが残る、男らしいモデルです。

もう一つは、1940年代の 「RIDERS(ライダース)」。 カウボーイから進化し、より洗練されたデザインになったモデルです。

「無骨なカウボーイも捨てがたいけど、きれいめ出身としてはライダースのシュッとした感じも好きだなぁ……」

そんな贅沢な悩みを抱えていたまさにその時、この「DOCKING 101」が発表されたんです。 見た瞬間、以前レッドウィングを買ったときの感覚がフラッシュバックしました。 「#875とアイアンレンジャーで迷って、全部入っている#8089を選んだ」あの時と同じ、運命的なタイミングでした。

「迷っていた二つの要素が、最高のかたちで一つにまとまっている」 このセットアップは、まさにそんな僕のために用意されたような「欲張りセット」でした。

左身頃にカウボーイ、右身頃はライダース。     

左右で「右綾」と「左綾」が違う衝撃

このモデル、名前の通り左右で違うモデルがドッキングされています。

  • 左身頃:1930年代の「COWBOY」
  • 右身頃:1940年代の「RIDERS」

Leeの歴史を象徴する2つの時代を、左右で縫い合わせている。 僕が惹かれたのは、その「デザインの違い」はもちろんのこと、「左右が全く別物」であること自体でした。

そして、その究極のこだわりが、「使っているデニム生地そのものが、左右で違う」 という点です。

  • 左身頃(COWBOY側):右綾デニム
  • 右身頃(RIDERS側):左綾デニム

これ、冷静に考えるとすごすぎませんか?

以前、「縦落ち」についてざっくり勉強したときに知ったのですが、デニムの綾織りの方向(右綾・左綾)によって、色落ちの仕方は変わります。 一般的に、Leeといえば「左綾」で、シャープな縦落ち(線落ち)が出るのが特徴と言われています。対して「右綾」は、点落ちと呼ばれる荒々しい色落ちが特徴です。

つまりこのセットアップは、 「カウボーイの点落ち」と「ライダースの縦落ち」が、一着の中で同時に進んでいく んです。

想像してみてください。 履き込んで洗濯を繰り返した数年後。 自分の右足と左足で、違う時代の、違う表情のエイジングが現れている姿を。 これを「実験」と呼ばずになんと言うんでしょうか。

左右どちらにもレザーパッチが付いている。

きれいめ派でも着られる「計算された違和感」

「左右で生地やデザインが違う」なんて聞くと、継ぎ接ぎだらけの奇抜な服を想像するかもしれません。 以前の僕なら、「合わせにくそう」とスルーしていたと思います。

でも、商品画像を見た時点である程度確信していましたし、届いた実物を見て改めて安心しました。 全体のシルエットや濃紺のトーンは驚くほど美しくまとまっています。 パッと見は、シュッとしたリジット(未洗い)のセットアップ。決して悪目立ちはしません。

「一見普通に見えて、実は中身が究極にマニアック」 きれいめな服から入った僕にとって、この「静かなる個性」こそが、大人の冒険としてちょうど良かったんです。

なぜセットアップで買ったのか

Leeの歴史を左右で繋ぎ合わせた、唯一無二のドッキングセットアップ。

ジャケット(38,500円)とパンツ(27,500円)。 合わせて6万円オーバー。 決して安い買い物ではありません。 画面の前で震える手でポチりましたが、それでも上下で買った理由は一つです。

「この左右で異なるコントラストを、全身で完成させたかったから」

ジャケットもパンツも、同じコンセプトで作られています。 上下ともに、左右で違う時を刻んでいく。 それをセットアップで着続けることで、 自分だけの「左右非対称な歴史」 が作れるんじゃないか。

そう思ったら、片方だけ選ぶなんてことはできませんでした。 画面越しに伝わってくるその圧倒的な魅力に、完全にノックアウトされてしまったわけです(笑)

これからじっくり解剖していきます

今回は「買いました!」という報告と、全体的なコンセプトの話でした。

実際には、

  • バックポケットの形が左右で違う
  • レザーラベル(ヘア・オン・ハイドと革ラベル)も左右で違う
  • ステッチの色やピッチも違う などなど、語りたい「こだわりのポイント」が山のようにあります。

JELADO 301EXXに続き、また手強い相棒が増えてしまいました。 でも、このワクワク感こそがアメカジの醍醐味ですよね。

次回以降、 「ジャケット編」「パンツ編」 に分けて、 このDOCKING 101のディテールを、初心者目線でじっくり解剖していこうと思います。

それでは、また次回の記事で。

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この記事を書いた人

きれいめ服で平和に暮らしていたアラサー。
気づけば“消耗品じゃなく相棒がいい”と思うように。
履けば味が出て、育てれば一生ものになる世界に引き込まれ、アメカジへ。
今は師匠の背中を見ながら、のんびり育成中です。

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