こんにちは、やまもんです。
今回は「パッカリング」の復習です。
きっかけは、Wrangler Archives の 11MW と 11MWZ を裾上げしたことでした。
隣の県に、ユニオンスペシャルで裾上げをしてくれるお店を発見。
しかも店頭持ち込みなら即日対応。
これは行くしかない、と思いました。
でも、初めてのお店は緊張します。
どのくらいの長さにするか。
靴にどう乗せるか。
シルエットをどこまで残すか。
デニムの裾上げって、ただ短くすればいいだけではないんですよね。
お店では、物静かな若い店員さんが対応してくれました。
2本の長さを相談して、1時間半くらいで裾上げ完了。
仕上がりは、すごく綺麗でした。
そう思っていた最後の説明で、店員さんに言われたんです。
「穿く前に裾部分を少し濡らしてから穿き始めると、パッカリングが出て良い感じになります」
そこで出てきた言葉。
「パッカリング」
聞いたことはある。
チェーンステッチの記事でも調べた。
あれ、パッカリングって何だったっけ。
ちゃんと説明しようとすると、意外と止まるな、と。
ということで、自分のWranglerを穿き始める前に、パッカリングをもう一度ざっくり復習しておきます。
パッカリングとは?
パッカリングとは、縫い目まわりに出る細かなうねりや凹凸のことです。
ジーンズの裾やポケットまわりを見ると、ステッチの近くが少し波打っていることがあります。
あのグネグネした感じ。
あの立体的な波。
それがパッカリングです。
言葉だけだと難しそうですが、見ると分かりやすいです。
| 知りたいこと | ざっくり答え |
| パッカリングとは? | 縫い目まわりに出るうねりや凹凸 |
| 出やすい場所 | 裾、ポケット、サイドの縫い目など |
| なぜ出る? | 生地や糸の縮み方、縫い目にかかる力に差が出るから |
| デニムでは? | 色落ちやアタリの表情として好まれることが多い |
パッカリングは、欠点として扱われる場合もあります。
きれいめなシャツやスラックスなら、縫い目が波打つと「きれいじゃない」と見られることもある。
でもデニムやワークウェアでは、そのうねりが「味」になる。
ここが面白いところです。
きれいに平らな方が良い服もある。
うねって、擦れて、表情が出る方が良い服もある。
アメカジは、後者を楽しむ世界でもあるんだと思います。

どこを見ればいい?
初心者が見るなら、まずは裾です。
裾上げされたステッチのまわりが、まっすぐ平らなのか。
少し波打っているのか。
その波に沿って色落ちが出ているのか。
そこを見るだけで、デニムの見え方が少し変わります。
次に分かりやすいのは、バックポケットまわり。
ポケットの縫い目に沿って、布が立体的になっていたり、色落ちが出ていたりします。
最初はそれくらいで十分です。
「縫い目のまわりに、うねりが出ているかな」
これだけ覚えておけば、まず迷いません。

なぜパッカリングが出るのか
理由をものすごく簡単に言うと、生地と糸と縫い目まわりの縮み方が、完全には同じではないからです。
デニムを洗うと、生地が縮みます。
糸も影響を受けます。
縫われている部分には、平らな生地部分とは違う力もかかっています。
その結果、縫い目のまわりに細かな歪みやうねりが出る。
これがパッカリングです。
洗ったり、穿いたりする。
生地と糸が動く。
縫い目まわりにうねりが出る。
まずはそのくらいの理解で十分です。
チェーンステッチと何が関係ある?
パッカリングの話でよく出てくるのが、チェーンステッチです。
チェーンステッチは、裏側の糸が鎖のようにつながって見える縫い方。
デニムの裾上げで使われることが多く、洗濯や穿き込みで裾に独特のうねりが出やすいと言われます。
裾が少し波打つ。
その出っ張った部分が擦れる。
擦れたところが少しずつ色落ちする。
そうして、裾に立体的なアタリが出てきます。
今回お願いしたお店も、ユニオンスペシャルでチェーンステッチ裾上げをしてくれるお店でした。
ユニオンスペシャルという名前だけ聞くと、初心者には少し大げさに聞こえます。
でも今回は、
「裾のうねりやアタリを楽しむための仕上げ」
として、かなり腑に落ちました。
Wrangler Archives 11MWと11MWZは、どちらもウエスタン寄りの一本。
ただ丈を短くするだけではなく、裾の表情も残したかったんです。
アタリとの違い
パッカリングとアタリは、似た場面で出てくるので少しややこしいです。
| 用語 | 意味 |
| パッカリング | 縫い目まわりに出るうねりや凹凸 |
| アタリ | 擦れやすい部分に出る色落ち、濃淡の変化 |
パッカリングは形の変化。
アタリは色の変化。
そう考えると分かりやすいです。
縫い目まわりにパッカリングが出ると、出っ張った部分が擦れやすくなります。
そこにアタリが出る。
つまり、パッカリングがあることで、色落ちに立体感が出やすくなるわけです。

パッカリングを楽しみたいなら
今回、店員さんから教わったのは、
「穿く前に裾部分を少し濡らしてから穿き始める」
という方法でした。
裾を少し湿らせた状態で穿くことで、ステッチまわりに動きが出て、パッカリングが出やすくなるということだと思います。
もちろん、びしょびしょに濡らす必要はないはずです。
あくまで裾部分を少し湿らせるくらい。
このあたりは、私もこれからWranglerで試していくところです。
やってみて良い感じに育ってきたら、また別の記事で経過を書きたいですね。
でも、初心者のうちは「絶対にチェーンステッチじゃなきゃダメ」と考えなくても大丈夫です。
デニムを気に入って穿く。
汚れたら洗う。
生活の中で使う。
その結果として、うねりやアタリが出てくる。
それくらい自然な付き合い方でいいと思います。
ある日ふと裾を見て、
「あれ、ちょっといい感じになってきたな」
と思えたら、それで十分なんじゃないでしょうか。
まとめ
パッカリングとは、デニムの縫い目まわりに出るうねりや凹凸のこと。
今回、Wrangler Archives 11MWと11MWZをユニオンスペシャルで裾上げしてもらったことで、私もあらためてこの言葉を復習したくなりました。
店員さんに教わった「裾を少し濡らしてから穿き始める」という一言も、デニムを育てる楽しみを増やしてくれる小さなコツだと思います。
初心者なら、まずは自分のジーンズの裾を見てみる。
縫い目のまわりが少し波打っているか。
そこに色落ちが出ているか。
それを見るだけで、デニムの楽しみ方がひとつ増えます。
パッカリングは、ただのシワではなく、デニムが生活の中で変わってきた跡。
そう思うと、いつものジーンズの裾も少し愛おしく見えてきます。
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