どうも、ユウヤマンです。
「Lee DOCKING 101」の変態的なディテール(褒め言葉)を熱く語ったり、ジーンズのパッチやリベットの歴史を勉強したりと、少しマニアックな話が続いていましたね。
今回は少し肩の力を抜いて、これからの季節に欠かせない 「超・王道」 のアイテムをご紹介します。
それがこちら、Leeの「ロコジャケット(カバーオール)」 です。

冬のアウターはもう重たいけれど、シャツ1枚じゃまだ肌寒い。 そんな今の時期(春先)に、Tシャツやスウェットの上から「サクッ」と羽織れる最強の相棒。 今回はこのロコジャケットの魅力と、男心をくすぐるワークディテールをざっくりと紹介していきます!
なぜ「ロコジャケット」と呼ぶの?
そもそも、一般的には「カバーオール」と呼ばれるこの形ですが、Leeでは昔から 「ロコジャケット(Loco Jacket)」 という愛称で親しまれています。
「ロコ」とは「ロコモーティブ(Locomotive=鉄道機関車)」のこと。 つまり、当時の鉄道員(レイルロードワーカー)たちが過酷な環境で着るために作られた、ゴリゴリのワークウェアなんですね。だからこそ、丈夫で動きやすく、ポケットもたくさん付いているんです。
サクッと見たい、ロコジャケットの「萌えディテール」
シンプルで完成されたデザインですが、近づいて見るとワークウェアならではの「意味のあるディテール」が詰まっています。僕が育てている「JELADO 301EXX」のような5ポケットジーンズが『頑丈さ』を追求した服だとすれば、カバーオールは『収納力と作業性』を追求した服。同じワークウェアでも、アプローチの違いがあって面白いんです。
① 4つの大きなポケットと、鉄道員のための「懐中時計用ポケット」


ロコジャケットのフロントには、ワークウェアらしく4つの大きなポケットが配置されています。 その中でも特に特徴的なのが、左胸にある複雑な構造のポケットです。 これは当時、鉄道員が仕事で使う「懐中時計」を入れるために設計されたもの。ペンを挿すための仕切り(ペン差し)があったり、作業中に時計が落ちないように横から出し入れできるスリット(隙間)が空いていたりと、独自の工夫が詰め込まれています。 この『今は使われない機能がデザインとして残っている』という無駄こそが、ヴィンテージウェアのたまらないロマンなんです。
② 堅牢な「トリプルステッチ」と大容量の腰ポケット


肩周りや袖などの主要な縫製は、ワークウェアの代名詞「トリプルステッチ(三本針)」でガッチリ縫われています。これのおかげで、ガンガン着てガンガン洗ってもビクともしません。
また、腰部分の2つのポケットはかなり大きめに作られていて、底部分には補強のための当て布が付いていることも。スマホも財布もポイッと放り込めるので、手ぶらで出かけたい時にめちゃくちゃ重宝します。
③ ヴィンテージ感漂う「首振りボタン」


フロントの金属ボタン。Leeの刻印が入っているのはもちろんですが、よく見るとボタンが固定されておらず、少し動く(首を振る)ようになっています。 これも、激しい動きをした時にボタンの根元にかかる負担を逃がし、生地が破れるのを防ぐための昔ながらの工夫です。また、分厚い手袋をしたままでもボタンを掛け外ししやすいという、当時の労働者に寄り添った実用的なメリットもあります。
どう着る?僕の鉄板春コーディネート
カバーオールは着丈が少し長めで、身幅にもゆとりがあるのが特徴。
難しく考えず、いつものボトムスに「バサッと羽織るだけ」でサマになるのですが、
僕が特によくやる鉄板の合わせ方を2つご紹介します。

- 鉄板その1:Leeのペインターパンツで「本気のワークセットアップ」
一番テンションが上がるのがこれ。同じLeeのペインターパンツと合わせた、上下ワークウェアのセットアップです。Gジャンのセットアップとはまた違う、少し力の抜けた無骨さがたまりません。インディゴの面積が多くなりますが、シルエットがゆったりしている分、ガチガチになりすぎないのがカバーオールの良いところです。

- 鉄板その2:太めのチノパン(M41カーキなど)で「春の王道アメカジ」
春らしく少し軽さを出したい時は、迷わずチノパンを合わせます。インディゴブルーとチノのカーキ(ベージュ系)は、アメカジにおいて絶対に失敗しない最強の色合わせ。ロコジャケットのゆったりしたシルエットには、細身のパンツよりも、41カーキのようなドカンと太めのチノパンを合わせるのが今の気分です。
生地もタフなデニムなので、ちょっとした汚れやスレも気にせずガンガン着倒せるのがカバーオールの魅力です。着込むほどに自分の体に馴染み、自分だけのシワや色落ちが刻まれていく『育てるアウター』として、長く付き合える最高の一着になってくれるはずです。
まとめ:気負わず羽織れる「大人のワークウェア」
ということで、今回はLeeの定番「ロコジャケット」をご紹介しました。
Gジャンのように着丈が短くないので合わせやすく、コートほど堅苦しくない。
「今日は何を着ようかな」と迷ったとき、つい手が伸びてしまう頼りがいがあります。
まだ肌寒い日が続きますが、このロコジャケットを新しい相棒にして、ペインターパンツやチノパンと一緒に春のアメカジファッションを思い切り楽しんでいきたいと思います!
それでは、また次回の記事で!

