どうも、ユウヤマンです。
以前、「Lee DUNGAREES(ダンガリーズ)|最強生地と機能美が詰まった、愛すべきワークウェアライン」の記事を書いたときに知った「JELT DENIM(ジェルトデニム)」。
僕が愛用している現行のペインターパンツやロコジャケットにも使われている、Leeを代表するデニムです。
これまでも薄くて軽い生地だとは感じていましたが、今回購入したTHE ARCHIVES 11-Wの「ORIGINAL JELT DENIM」に触れて、改めて生地そのものの良さを強く感じました。
リジッドらしい硬さはあるのに、薄くて軽い。それでいて、しっかりとした頼もしさがあります。
そもそもJELT DENIMは、いつ、どのような理由で生まれた生地なのか。
今回は、その特徴や歴史についてざっくり調べてみます。
JELT DENIM(ジェルトデニム)とは?
JELT DENIMは、Leeがワークウェアのために開発した独自のデニムです。
Lee公式によると、1925年にジョージア州のCanton Millsとともに開発され、1931年に「JELT DENIM」と名付けられました。
当時、丈夫なワークウェアを作るには、生地を厚くして強度を高める方法が一般的でした。しかし、生地が厚くなれば、その分重くなり、動きやすさも損なわれてしまいます。
そこでLeeは、糸を強く撚り、高密度に織り上げることで、軽さと丈夫さを両立。11.5オンスという比較的軽い生地でありながら、13オンスデニムとほぼ同等の強度を持つとされています。
足場の不安定な高所や、動きの多い作業現場でも使いやすいように作られた、まさにワークウェアのためのデニムです。
薄くて軽いのにタフな理由
JELT DENIMの特徴は、生地をただ厚くするのではなく、強く撚った糸を高密度に織ることで強度を高めていることです。
糸の「撚り」とは、綿の繊維をねじり合わせて一本の糸にすること。JELT DENIMでは、この撚りを従来よりも強くすることで、引っ掛けや裂け、破れに強い生地へと仕上げられています。
さらに、その強撚糸を密に織り上げることで、11.5オンスという軽さを保ちながら、13オンスデニムとほぼ同等の強度を実現したとされています。丈夫さだけでなく、しなやかさや動きやすさも考えて作られており、運動量の多い作業現場でも重宝されたそうです。

つまり、JELT DENIMは「厚くて重いから丈夫」なのではなく、糸と織り方を工夫することで、軽さとタフさを両立したデニムということ。
重くなりがちなワークウェアを少しでも動きやすく、それでいて仕事着として十分に丈夫にする。JELT DENIMには、そんなLeeらしい実用本位の考え方が詰まっています。
Leeのワークウェアを支えてきた生地
JELT DENIMは、丈夫なだけではなく、Leeのワークウェアを語るうえで欠かせない生地です。
ペインターパンツやロコジャケットのように、動きやすさと丈夫さの両方が求められる仕事着にとって、軽くてタフなJELT DENIMは相性のよい生地だったのだと思います。
その特徴は、昔のワークウェアだけに残っているわけではありません。現行のDUNGAREESシリーズでも、僕が持っているペインターパンツやロコジャケットに、薄手ながら丈夫なJELT DENIMが使われています。
一方、THE ARCHIVESの11-Wには、「ORIGINAL JELT DENIM」と表記された生地が採用されています。
実際に現行のペインターパンツと11-Wを見比べてみると、同じJELT DENIMではあるものの、生地の質感や雰囲気は少し違って感じます。

公式の商品説明でも「JELT DENIM」と「ORIGINAL JELT DENIM」で表記が分かれていますが、それぞれの違いを詳しく説明した記載は見つけられませんでした。
はっきりとは分かりませんが、実物を見た印象では、同じJELT DENIMでも、それぞれ異なる生地として作られているのではないかと思います。
それでも、どちらにも共通しているのは、薄さと軽さ、そしてワークウェアらしい頼もしさです。JELT DENIMが長くLeeのワークウェアに使われてきた理由は、実際に穿いたり着たりしてみるとよく分かります。
実際に穿いて感じたJELT DENIM
現行のペインターパンツやロコジャケットでも、JELT DENIMの軽さや扱いやすさは感じていました。
ただ、THE ARCHIVESの11-Wに使われている「ORIGINAL JELT DENIM」に触れて、改めてこの生地の良さを強く感じました。
リジッドの状態ではしっかりとした硬さがありますが、生地自体は薄くて軽く、太さのあるペインターパンツでも重たさを感じません。ワンウォッシュ後も丈夫さはしっかり残りつつ、少しずつ身体に馴染んできています。

特に気に入っているのが、暑い時期でも穿きやすいところです。
生地が薄くて軽いうえに、シルエットにもゆとりがあり、風通しも良いため、デニムとしてはかなり涼しく感じます。最近の猛暑では、気づけば11-Wばかり穿いています。
丈夫なワークウェアらしさがありながら、重苦しくなく、普段から気軽に穿ける。JELT DENIMの「軽くてタフ」という特徴は、実際に穿き続けることで、より分かりやすく感じられました。
これからさらに穿き込んで、生地がくたくたに馴染んでいくのも楽しみです。
まとめ
JELT DENIMについて改めて調べてみると、ただ薄くて軽いだけではなく、ワークウェアとしての丈夫さや動きやすさまで考えて作られた、Leeらしい生地だと分かりました。
現行のDUNGAREESでもその軽さは感じていましたが、THE ARCHIVES 11-Wの「ORIGINAL JELT DENIM」に触れたことで、生地そのものの魅力をより強く感じています。
薄くて軽いのに、ワークウェアらしい丈夫さもしっかり感じられます。さらに、ゆとりのあるシルエットと合わさることで風通しもよく、最近の猛暑では11-Wばかり穿くようになりました。
軽さとタフさを両立し、日常でも気軽に穿けるJELT DENIM。長くLeeのワークウェアを支えてきた理由が、実際に穿いてみるとよく分かります。
これからさらに穿き込んで、どのように馴染み、変化していくのかも楽しみです。

