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Lee DOCKING 101【ジャケット編】|左右で違うのは生地だけじゃない!間違い探しのようなディテールを解剖

どうも、ユウヤマンです。

前回は、新しい相棒 「Lee DOCKING 101」 の最大の変態ポイント(褒め言葉)である「右綾と左綾の違い」について、熱く語らせていただきました。

今回は予告通り、このセットアップの 「ジャケット(上着)」 を徹底解剖していこうと思います。

パッと見は「濃紺のデニムジャケット」ですが、よく見ると…… 「あれ? ボタンの文字が違う?」 「背中に……ベルトとボタンが両方ある!?」

そんな「大人の間違い探し」が満載の一着。 公式情報によると、このモデルは2025年の「Lee 100周年」と2026年の「101周年」というアニバーサリーイヤーを跨ぐタイミングで企画された、**「101の歴史を象徴するスペシャルモデル」**なんだそうです。

右半身(RIDERS)と左半身(COWBOY)で、具体的にどこがどう違うのか。撮影した写真と一緒にじっくり見ていきましょう。

目次

全体像:1950年代と1930年代が「調和」している不思議

まずは全体を見てください。

右半分と左半分、違う時代のモデルをくっつけているのに、シルエットは驚くほどきれいにまとまっています。 着丈は短すぎず、身幅も今の気分に合う適度なゆとり。

「継ぎ接ぎの服」という奇抜さはなく、あくまで「Leeの名作ジャケット」として成立している。 この 「遠目には普通、近くで見ると異常」 というバランス感覚が、僕がこの服を選んだ最大の理由です。

ディテール解剖①:ボタンとポケットの時代差

一番分かりやすいのが、フロントの中心部分です。 左右の身頃がぶつかり合うこの場所には、時代の違いが凝縮されています。

右身頃(1950s RIDERS側)

写真向かって左側(着用時の右側)。 こちらのボタンは 「Lee RIDERS」 の刻印。戦後のモデルらしく、少し洗練されたフォントになっています。 胸ポケットにリベットはなく、ステッチワークで補強されています。

左身頃(1930s COWBOY側)

写真向かって右側(着用時の左側)。 こちらのボタンは 「Lee COWBOY」 の刻印が入ったドーナツボタン。大戦モデルや古いワークウェアに見られる無骨な仕様です。 そしてポケットの角には、キラリと光る 「銅色のリベット」 が打ち込まれています。

ボタンを留めると、胸元で「ライダース」と「カウボーイ」が交互に並ぶことになります。自分の胸元を見るたびに歴史が行ったり来たりする……面白いですよね(笑)。

ディテール解剖②:背中の「ドッキング」が凄まじい

前面だけではないです。「背中」 を見てください。

お分かりいただけるでしょうか?
本来なら時代によって入れ替わるはずの二つのディテールが、なんと 両方ついています。

  • より近代的な 「ボタン仕様のサイドアジャスター」
  • 古き良き 「バックルバック(尾錠)」

普通はどちらか一つです。でもこのジャケットには、その両方の意匠が継承され、共存しています。 ボタンで調整するのか、バックルで締めるのか。 「迷うなら両方つけちゃえ」と言わんばかりの、この 「ありえない構造」 こそが、DOCKING 101の真骨頂だと思います。

ディテール解剖③:色味まで違う!こだわりの生地スペック

前回「右綾と左綾」の話をしましたが、実は 「色味」 の設計まで変えられていました。

RIDERS部分(左綾)

  • 配置:右身頃
  • オンス:13.25oz
  • イメージ:1950年代後半のデニム
  • 色味黒いINDIGO

COWBOY部分(右綾)

  • 配置:左身頃
  • オンス:13.25oz
  • イメージ:1930年代のデニム
  • 色味浅いBLUE

右半身(RIDERS)の方が深く黒っぽいインディゴに見え、左半身(COWBOY)の方が少し青みが明るく見えます。 ただ織り方が違うだけじゃなく、「1950年代後半の黒」と「1930年代の青」 という、時代による色の違いまで表現されていたんです。

これ、今は濃紺で馴染んでいますが、色落ちが進むと 「右はメリハリのある濃淡に、左は鮮やかなブルーに」 という風に、左右の色の差がもっとはっきりしてくるはずです。

まとめ:セットアップで完成する「101の歴史」

ボタン、ポケット、背中の仕様、そして生地の色味。 101のストーリーを受け継ぎながら、左右で異なるディテールを一着の中に同居させた「Lee DOCKING 101」。

ただのデザイン違いではなく、「Leeが歩んできた歴史の進化と、新しいチャレンジ」 を、身をもって体感できる教科書のようなジャケットです。

まだ糊の残るハリ感はありますが、これから着込んで身体に馴染ませていくのが楽しみで仕方ありません。 右と左で、色落ちのスピードも色味も変わっていくなんて、想像しただけでワクワクします。

次回は、いよいよ下半身。 「パンツ編」 をお届けします。こちらもジャケットに負けず劣らず、変態的なディテール満載ですよ!

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この記事を書いた人

きれいめ服で平和に暮らしていたアラサー。
気づけば“消耗品じゃなく相棒がいい”と思うように。
履けば味が出て、育てれば一生ものになる世界に引き込まれ、アメカジへ。
今は師匠の背中を見ながら、のんびり育成中です。

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