一周回って、ぽんこつです🐼
聞いてください。 私、アイビールックにちょっと憧れていまして。
「大人の女性がさらっと着るボタンダウンシャツ(BDシャツ)、格好いいなぁ……✨」 と思って、ブルックスブラザーズで探していたんです。
王道の1着を、今度こそお迎えするはずだったんです。
なのに。 気づいたら、手に入れていたのはこれでした。
ブルックスブラザーズ コットン マドラスパッチワーク ショートスリーブ スポーツシャツ

……いや、王道BDシャツどこ行った🙄
「一点もの」という悪魔の囁きに、弱いんです
言い訳するようですが、これには深い理由(?)が。
私、「一点もの」という言葉に本当に、本当に弱いんです。 「柄の出方が1点1点異なります」って書いてあるだけで、なんかもう財布の紐が勝手にゆるむタイプでして(汗)。
しかも、このマドラスチェックの色合いが本当に爽やかで!
メンズ向けのアイテムなんですけど、
パッチワークの感じが「かわいい……!」ってなっちゃったんですよねぇ。
でもね? 今回の一番の謎は、実はそこじゃないんです。
「育てたい」はずなのに……? ぽんこつの矛盾
私、アメカジ初心者ながらも、「自分と一緒に育っていく」のが好きなんだなって気づいた、はずなんです。
「自分と一緒に歳を重ねていく相棒を育てる楽しみ」にロマンを感じるんです。
これは本当。
なのに、このシャツ。 最初からヴィンテージ調の加工がされてる。
商品説明を読んだら、 「洗いをかけ、色彩が溶け出したような透明感のある色合いとヴィンテージ調の豊かな質感を表現」 ……って書いてありました。
つまり、最初から「育った風」に仕上げてあるってことですよね。
自分で育てたいはずなのに、なぜ最初から育っている服を選んだのか。
正直に言います。 自分でもうまく説明できないんです(笑)。
時間をお金で買ったとかそういうことじゃないんです。
なんか良い!
やっぱり、それか!
調べたら、「もったいない」から生まれた技法だった
パッチワークってそもそも何なのか、気になってちょっと調べてみたんです。
そしたら、起源は約5000年前の古代中国やエジプトまで遡るという説もあるらしくて、びっくり! しかも本来は、布の端切れを無駄にしないための「倹約」の技術だったんです。 服の寿命を伸ばすための、生活の知恵でもあったとか。
つまり、贅沢の対極にある発想なんですよね。
なのに今、私の目の前にあるのは24,200円のパッチワークシャツ。
もったいないから始まった技法が、巡り巡って現代では「あえて選ぶ個性の主張」になってる。 倹約の象徴が、いつのまにか高級でオシャレなものに変わってる。 この価値のひっくり返り、面白くないですか?

ブルックスブラザーズと、色落ちの発想の転換
私の中で「アメトラといえばブルックスブラザーズ」というイメージがありまして。
1896年にボタンダウンシャツを発明した、ものすごい元祖のブランドですよね。 あのラルフ・ローレン氏も、若い頃にブルックスブラザーズで働いていたという話を聞いたことがあって、アメトラの源流を辿るとだいたいここに行き着く気がします。
そして今回、一番「へえー!」と思ったのが、マドラスチェックにまつわる歴史です。
1958年、ブルックスブラザーズがインドから仕入れたマドラス生地を商品化したときのこと。 洗濯の注意事項が伝わらないまま販売してしまったせいで、洗濯した途端に色がにじんで、色落ちしちゃう事態になったそうなんです。
普通なら、大クレームものの不良品ですよね。 焦りますよね。
でも、ブルックスブラザーズは違いました。 これを「Guaranteed to Bleed(色落ち保証)」というキャッチコピーにして、「色落ちするからこそ本物、それが魅力!」って言い切っちゃったんです。 欠陥😅(特徴)をそのまま魅力に変えちゃうなんて、すごい!
タグを見て、急に歴史が手元に降りてきた

「AUTHENTIC India Madras」 「IMPORTED FABRIC」
インドっぽい建物のマークと一緒に、しっかりそう刺繍されています。
これまで本やネットで調べてきた「マドラスは本場インド産」「ブルックスブラザーズが1902年からインド産マドラスを紹介してきた」というお話が、私の手元にある一枚と繋がった瞬間でした✨
知識として知ったことが、タグによって実感に変わる感じ。 ちょっと不思議で、ジワっときました。
メンズサイズで少しゆったりめなので、ジーンズや白いパンツなんかと合わせて、さらっと羽織りたいですね。
既にちょっと大人な新しい相棒……仲良くなれそうです♪
王道の一歩手前で、寄り道してた
BDシャツという「アメトラの王道」を目指していたはずが、気づけばパッチワークマドラスという、ちょっと賑やかな寄り道をしていました。
でも調べてみたら、これも十分に「王道」だったんです。 ブルックスブラザーズが60年以上前からやってきた「欠陥を魅力に変える」発想。 そして5000年前から続く「もったいないを個性に変える」パッチワークの歴史。 その両方のロマンの上に、このシャツは乗っかってました。
そりゃあ、欲しくなっちゃいますよね?(笑)
大満足のお買い物でしたが、それはそれとして。 王道BDシャツは、また今度買います。たぶん🐼
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