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ブルックスブラザーズでBDシャツを買うはずが、パッチワークシャツを買っていました

木目調の壁を背景に、ハンガーに掛けられたブルックスブラザーズのマドラスパッチワーク半袖シャツの全体像。ピンク、ブルー、グリーン、ホワイトなどのチェック柄が格子状に組み合わされている。

一周回って、ぽんこつです🐼

聞いてください。 私、アイビールックにちょっと憧れていまして。

「大人の女性がさらっと着るボタンダウンシャツ(BDシャツ)、格好いいなぁ……✨」 と思って、ブルックスブラザーズで探していたんです。

王道の1着を、今度こそお迎えするはずだったんです。

なのに。 気づいたら、手に入れていたのはこれでした。

ブルックスブラザーズ コットン マドラスパッチワーク ショートスリーブ スポーツシャツ

ブルックスブラザーズのマドラスパッチワークシャツの襟元アップ。白いブランド織りネームに「Brooks Brothers M EST.1818 THE ORIGINAL POLO SHIRT REGULAR MADE IN INDIA」と印字されている。

……いや、王道BDシャツどこ行った🙄

目次

「一点もの」という悪魔の囁きに、弱いんです

言い訳するようですが、これには深い理由(?)が。

私、「一点もの」という言葉に本当に、本当に弱いんです。 「柄の出方が1点1点異なります」って書いてあるだけで、なんかもう財布の紐が勝手にゆるむタイプでして(汗)。

しかも、このマドラスチェックの色合いが本当に爽やかで!

メンズ向けのアイテムなんですけど、
パッチワークの感じが「かわいい……!」ってなっちゃったんですよねぇ。

でもね? 今回の一番の謎は、実はそこじゃないんです。

「育てたい」はずなのに……? ぽんこつの矛盾

私、アメカジ初心者ながらも、「自分と一緒に育っていく」のが好きなんだなって気づいた、はずなんです。

「自分と一緒に歳を重ねていく相棒を育てる楽しみ」にロマンを感じるんです。
これは本当。

なのに、このシャツ。 最初からヴィンテージ調の加工がされてる。

商品説明を読んだら、 「洗いをかけ、色彩が溶け出したような透明感のある色合いとヴィンテージ調の豊かな質感を表現」 ……って書いてありました。

つまり、最初から「育った風」に仕上げてあるってことですよね。

自分で育てたいはずなのに、なぜ最初から育っている服を選んだのか。
正直に言います。 自分でもうまく説明できないんです(笑)。

時間をお金で買ったとかそういうことじゃないんです。

なんか良い!

やっぱり、それか!

調べたら、「もったいない」から生まれた技法だった

パッチワークってそもそも何なのか、気になってちょっと調べてみたんです。

そしたら、起源は約5000年前の古代中国やエジプトまで遡るという説もあるらしくて、びっくり! しかも本来は、布の端切れを無駄にしないための「倹約」の技術だったんです。 服の寿命を伸ばすための、生活の知恵でもあったとか。

つまり、贅沢の対極にある発想なんですよね。

なのに今、私の目の前にあるのは24,200円のパッチワークシャツ。

もったいないから始まった技法が、巡り巡って現代では「あえて選ぶ個性の主張」になってる。 倹約の象徴が、いつのまにか高級でオシャレなものに変わってる。 この価値のひっくり返り、面白くないですか?

ブルックスブラザーズのマドラスパッチワークシャツの織り目がよく見える斜めからのアップ写真。手織り風の細やかなチェック柄の生地が美しく縫い合わされている。

ブルックスブラザーズと、色落ちの発想の転換

私の中で「アメトラといえばブルックスブラザーズ」というイメージがありまして。

1896年にボタンダウンシャツを発明した、ものすごい元祖のブランドですよね。 あのラルフ・ローレン氏も、若い頃にブルックスブラザーズで働いていたという話を聞いたことがあって、アメトラの源流を辿るとだいたいここに行き着く気がします。

そして今回、一番「へえー!」と思ったのが、マドラスチェックにまつわる歴史です。

1958年、ブルックスブラザーズがインドから仕入れたマドラス生地を商品化したときのこと。 洗濯の注意事項が伝わらないまま販売してしまったせいで、洗濯した途端に色がにじんで、色落ちしちゃう事態になったそうなんです。

普通なら、大クレームものの不良品ですよね。 焦りますよね。

でも、ブルックスブラザーズは違いました。 これを「Guaranteed to Bleed(色落ち保証)」というキャッチコピーにして、「色落ちするからこそ本物、それが魅力!」って言い切っちゃったんです。 欠陥😅(特徴)をそのまま魅力に変えちゃうなんて、すごい!

タグを見て、急に歴史が手元に降りてきた

マドラスパッチワークの生地の上に縫い付けられた「AUTHENTIC India Madras IMPORTED FABRIC」と書かれた白い布タグのアップ。

「AUTHENTIC India Madras」 「IMPORTED FABRIC」

インドっぽい建物のマークと一緒に、しっかりそう刺繍されています。

これまで本やネットで調べてきた「マドラスは本場インド産」「ブルックスブラザーズが1902年からインド産マドラスを紹介してきた」というお話が、私の手元にある一枚と繋がった瞬間でした✨

知識として知ったことが、タグによって実感に変わる感じ。 ちょっと不思議で、ジワっときました。

メンズサイズで少しゆったりめなので、ジーンズや白いパンツなんかと合わせて、さらっと羽織りたいですね。
既にちょっと大人な新しい相棒……仲良くなれそうです♪

王道の一歩手前で、寄り道してた

BDシャツという「アメトラの王道」を目指していたはずが、気づけばパッチワークマドラスという、ちょっと賑やかな寄り道をしていました。

でも調べてみたら、これも十分に「王道」だったんです。 ブルックスブラザーズが60年以上前からやってきた「欠陥を魅力に変える」発想。 そして5000年前から続く「もったいないを個性に変える」パッチワークの歴史。 その両方のロマンの上に、このシャツは乗っかってました。

そりゃあ、欲しくなっちゃいますよね?(笑)

大満足のお買い物でしたが、それはそれとして。 王道BDシャツは、また今度買います。たぶん🐼

商品情報はこちら

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この記事を書いた人

「アメカジってなあに?」
友人にそそのかされるまま服を買ったり着てみたり…まだよくわかってないけれど、気づけばちょっと楽しくなってきました。
ゆる〜くアメカジを学び、等身大のアメカジを楽しみながら発信していきます。

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