どうも、ユウヤマンです。
最近、JELADOの「41カーキ(チノパン)」を買ったり、軍パンの種類について調べたりと、すっかりミリタリーの世界に足を突っ込んでいる僕ですが……。 色々と調べていく中で、気付かずに使っていて少し驚いた事実がありました。
皆さんに質問です。 「カーキ色」と言われたら、何色を思い浮かべますか?
おそらく、多くの方が「深緑やベージュなど、アースカラー全般」を思い浮かべたのではないでしょうか。 かく言う僕も、深緑系の服もベージュ系の服も、なんとなくまとめて「カーキ」って呼んでいました。
でも実は、ミリタリー本来の歴史を辿ると「カーキ=緑」ではないんです。 今回は、アメカジ初心者が必ずぶつかる(?)「カーキ」とあの「緑色」の正体について、ざっくり整理してみたいと思います!
そもそも「カーキ(Khaki)」の本当の色とは?
結論から言うと、本当のカーキ色は 「黄色がかった茶色(土ぼこりのようなベージュ系)」 のことを指します。

言葉のルーツはヒンディー語やウルドゥー語で「土ぼこり」を意味する言葉なんだそうです。 19世紀半ば、イギリス軍がインドなどの乾燥した土地で戦う際、白い軍服だと敵から目立ってしまったり、土汚れが目立ったりしたため、軍服をコーヒーやカレー粉、泥などで「土色」に染めたのが始まりと言われています。
つまり、僕が先日買ったJELADOの「41カーキ」は、名前にカーキと付いている通り、あの「ベージュ色(土色)」こそが正解だったんです。 (買う前は「カーキって名前なのに緑じゃないんだな〜」なんて呑気に思っていましたが、僕の認識の方が間違っていました 笑)。
じゃあ、あの「緑色」の正体は何なの?
カーキがベージュ(土色)だとしたら、M-65などのカーゴパンツやベイカーパンツでお馴染みの、あの「深緑色」は一体何と呼べばいいのでしょうか?
(ここに写真:先日購入したカーゴパンツや、オリーブ系の軍パンの画像)

「ドラブ(Drab)」という言葉には「くすんだ、茶褐色」という意味があり、直訳すると「くすんだオリーブ色」といったところでしょうか。黒と黄色を混ぜたような、暗い緑褐色のことを指します。
戦いの舞台が、乾燥した土の土地から「草木が生い茂る森林やジャングル」へと変わっていくにつれて、より自然に溶け込む(カモフラージュする)ための保護色として、このオリーブドラブが採用されるようになりました。
アメカジ界隈や古着屋さんで、緑色の軍パンを探すときに「OD(オーディー)」という言葉を見かけたら、それはこの「オリーブドラブ」のことだったんですね。
なぜ日本では「カーキ=緑」の勘違いが広まったの?
では、なぜ僕を含めた日本の多くの人が「カーキ=緑色」と勘違いしてしまったのでしょうか?
色々な説があるみたいですが、一番有力なのは 「アパレル業界やファッション誌が、ミリタリーっぽいアースカラー全般をまとめて『カーキ』と呼んでしまったから」 という説です。
本来「カーキ(土色)」と「オリーブドラブ(緑色)」は全く別の色ですが、ファッションの世界では「どっちも軍モノっぽい渋い色だよね!」ということで、なんとなく「カーキ」という一つの言葉にまとめられてしまったようです。 その結果、いつの間にか日本では「ミリタリーグリーン=カーキ」という認識が定着してしまったんだとか。
まとめ:言葉の違いを知ると、もっと服が面白くなる
ざっくりまとめると、本来のミリタリー用語としてはこういう分類になります。
- カーキ(Khaki):土ぼこり色。ベージュ系。主にチノパンの色。
- オリーブドラブ(OD):暗い緑色。オリーブ系。主にカーゴパンツやベイカーパンツの色。
もちろん、普段の買い物で店員さんに「このカーキのジャケット見せてください」と緑色の服を指して言っても、全く問題なく通じます。ファッション用語としての「カーキ(緑)」は、もうすっかり定着していますからね。
でも、「本当はカーキって土色のことなんだよな」とか「この軍パンはオリーブドラブだな」と心の裏側でこっそり知っているだけで、なんだかちょっとだけ「通」になった気分になれませんか?(笑)。 アメカジの歴史を知ることで、普段着ている服の見え方が変わるのが、本当に面白いところです。
さて、すっかり知識もついたところで……。 実は先日、勢い余って新しい軍パンを購入してしまいました! 色はズバリ、「オリーブドラブ(OD色)」 のカーゴパンツです。
この新しい相棒の魅力についても、また今度じっくりと語らせてください!

