こんにちは、いつもぽんこつに囁き散らかす やまもんです。
今回は、私が手に入れたレッドウィングの名作「ポストマン チャッカ(Style No.9196)」と、その幅(ワイズ)問題についてのお話です。
ぽってりとした愛嬌のあるつま先、上品な光沢を放つブラック「シャパラル」レザー、そしてスニーカー並みにクッション性が高いクレープソール。ジーンズにもスラックスにも合わせやすくて、「大人のアメカジには最高の相棒になるぞ」とワクワクしながら迎えました。
……が、実際に履いてみると、ある大きな問題に直面したのです。
「履ける……履けるんだけど、ワイズがパツパツすぎて歩くのが苦痛すぎる……!」
足の長さ(縦のレングス)はジャストサイズを選んだので、足自体はすんなり入ります。決して「サイズが小さくて足が入らない」わけではありません。
ですが、横幅がとにかくパツパツ。履いてしばらく歩いていると、両サイドからギューッと締め付けられ、小指や親指の付け根がジンジンと痛んで苦痛になってくるのです。
今回は、そんなパツパツの痛みに耐えかねた軟弱者の私が、Amazonで買った「名称不明のシューキーパー(シューズストレッチャー)」を使ってポストマンのワイズを広げ、劇的に履きやすく改善した一部始終をお届けします。
ポストマンチャッカ(210番ラスト)のサイズ感と「Dワイズの壁」
そもそもレッドウィングのポストマン(オックスフォード#101やチャッカ#9196)は、アイアンレンジャー(8番ラスト)やベックマンなどに比べると、すっきりとしたスマートな木型(210番ラスト)で作られています。
さらに、基本設計が「Dワイズ(細め〜標準の幅)」。
甲高・幅広な足が多い私たち日本人にとって、このDワイズのポストマンは「縦はジャストで履けるのに、横幅がパツパツで痛くなる」という罠に陥りやすいモデルなんですよね。
「革靴なんだから、履き込んで革が柔らかくなり、足に馴染むのを待つのがアメカジの美学」
「この苦行を乗り越えてこそ、本当の相棒になるんだ」
……と、頭では分かっているんです。分かってはいるものの、玄関で靴紐を結ぶたびに「今日もあのパツパツの痛みに耐えなきゃいけないのか……」と憂鬱になり、だんだん履くのが億劫になって下駄箱に封印してしまう未来がリアルに見えてきました。

軟弱者の私はAmazonへ走った|謎のシューキーパーを投入
レッドウィングは決して安い買い物ではありません。せっかくジャストサイズで奮発して買ったのに、履くたびに痛くて苦痛だからと眠らせてしまうのはあまりにもったいない。
そこで、アメカジの先輩方からは「邪道だ!」「根性なし!」「履き込んで自力で馴染ませろ!」とお叱りを受けそうですが(笑)、背に腹は代えられない軟弱者の私はAmazonでとあるアイテムをポチりました。
それがこちら、名称不明(ブランド名もよく分からない)のシューズストレッチャー(靴伸ばし器)です。
■名称不明のシューズストレッチャー( 商品はこちら )

木製やプラスチック製の本体にネジ式のハンドルが付いていて、回すと左右にパカッと開いて靴の横幅をグイグイ押し広げてくれる道具です。特に当たって痛む箇所をピンポイントで広げるためのプラスチック製パーツ(ダボ)も付属していました。
正直なところ、注文した時点では「数千円の怪しい道具で、あのレッドウィングの頑丈な革が本当に伸びるのか……?」と、効果については全く期待していませんでした。「ダメ元で、少しでもパツパツ感がマシになればめっけもん」くらいの気持ちです。
実際にポストマンのワイズを広げてみた
届いたストレッチャーを早速ポストマンチャッカにセットしてみました。
使い方はいたってシンプルです。
1. 特にパツパツで圧迫感がある「小指の付け根あたり」の位置に付属のダボを取り付ける
2. ストレッチャーを靴の奥までしっかり差し込む
3. 後ろのハンドルをゆっくり回して、横幅をグッと突っ張るまで広げる
4. 革が悲鳴を上げない程度に適度なテンションをかけたら、そのまま放置!
一気に無理やり広げすぎると革が裂けたりステッチが飛んだりする恐れがあるので、「少し張ってるな」と感じる適度な力加減で止めるのがポイントです。
そのまま風通しの良い部屋で2〜3日ほどじっくりと放置し、革に新しい幅を覚え込ませてみました。

結果:正直期待してなかったけど、期待以上の効果!
数日後、ストレッチャーを外して恐る恐る足を入れてみました。
すると……
「えっ……!? めちゃくちゃ履きやすい!!」
思わず声が出るほど、足入れの感覚が変わっていました。
あんなにパツパツで歩くのが苦痛だった横幅の締め付け感がすっきりと緩和され、革が絶妙に横に広がってくれています。もちろん縦のフィット感はジャストのまま。
「革靴が伸びすぎてブカブカになったり、不格好に型崩れしたらどうしよう」という心配もありましたが、見た目のスマートなフォルムは綺麗なまま。足を入れた時のあの嫌な圧迫感だけが見事に消え去っていました。
本当に、期待以上の大成功です。
邪道と言われても、苦痛に耐え続けるよりずっといい
靴好きの先輩方や革靴マニアの方から見れば、「器具を使って横幅を広げるなんて邪道だ」というご意見は多々あると思います(笑)。
自分の足の熱と汗と体重で少しずつ革を柔らかくし、インソールを沈み込ませていくプロセスこそが革靴の醍醐味であることも重々承知しています。
ですが、パツパツの苦痛に耐えかねて下駄箱の肥やしにしてしまうくらいなら、少し道具の力を借りてでも「最初から気持ちよく日常でガンガン履ける状態」にしてあげる方が、靴にとっても自分にとっても幸せなんじゃないかなと思うのです。
RedWingは安い買い物ではありません。
もし「ポストマンを買ったけれど、サイズは合っているのにワイズがパツパツで履くのが苦痛……」と諦めかけている同士の方がいらっしゃいましたら、一度ダメ元で試してみてはいかがでしょうか。
もちろん、広げすぎによる革の傷みや型崩れのリスクはゼロではありませんので、ご利用は自己責任でお願いいたします(笑)。
でも、痛みを我慢しすぎて履かなくなる前に試してみる価値は、間違いなくありますよ!
今回紹介したアイテム
・ブーツ本体:RED WING ポストマン チャッカ(Style No.9196)
・公式サイト:https://redwingheritage.jp/item/09196.html
・使用した道具:名称不明 シューズストレッチャー
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