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Lee DUNGAREES(ダンガリーズ)|最強生地と機能美が詰まった、愛すべきワークウェアライン

どうも、ユウヤマンです。

前回はアメカジの定番ワークパンツ「ペインターパンツ」についてお話ししましたが、今回はそのLeeのワークウェアを語る上で絶対に外せないキーワード、「DUNGAREES(ダンガリーズ)」 について深掘りしてみたいと思います。

Leeのアイテムを見ていると、よく「Lee DUNGAREES」という言葉を目にしませんか?

ダンガリーズは特定の品番のズボンのことではなく、Leeが誇る「ワークウェア・ライン(シリーズ)」の名前なんです。

今回は、知れば知るほど愛着が湧く「Lee DUNGAREES」というシリーズの魅力について、僕なりに感じたことや調べたことをざっくりとまとめてみました!

目次

「ダンガリーズ」は特定の形じゃない!

「ダンガリー」という言葉自体は、もともとデニムに似た丈夫な綾織り生地(またはそれを使った作業着)を指す言葉だそうです。

Leeにおける「DUNGAREES」は、ペインターパンツ、オーバーオール、カバーオール(ロコジャケット)など、タフな労働者たちに向けて作られたワークウェアの総称(カテゴリー名)として使われています。

ジーンズの王道である「101(RIDERS)」シリーズが、カウボーイ向けから始まり洗練されたファッション路線を歩んだのに対し、「DUNGAREES」は泥臭く、実用性を極めた本気のワーク路線。 同じLeeでも、背負っている歴史と目的が全く違うのが面白いところですよね。

ワークを支えた「Lee独自の最強生地」たち

ダンガリーズの歴史を調べていて驚いたのが、過酷な労働環境に耐えるためにLeeが開発した「独自の生地」の存在です。今ではアメカジの定番になっている生地も、実はLeeが深く関わっていたりするんです。

① 軽くて強い「ジェルトデニム(Jelt Denim)」

1925年にLeeが採用したワークウェア用のデニム生地です。 普通のデニムは糸を太くして分厚く(重く)することで強度を上げますが、ジェルトデニムは「細い糸を限界まで高密度に織り上げる」ことで強度を出しているんだそうです。 そのおかげで、11.5オンスという軽さなのに、13オンス相当の丈夫さがあるんだとか。 「軽くて動きやすいのに、めちゃくちゃ頑丈」。まさに過酷な現場で働く労働者のための画期的な発明ですよね。

② 汚れを隠す「ヒッコリーストライプ」

前回のペインターパンツの記事でも少し触れましたが、紺と白の細い縞模様「ヒッコリーストライプ」も、1927年頃にLeeが鉄道員(レイルロードワーカー)のために採用して広まったと言われています。 蒸気機関車の煤(すす)やオイル汚れを目立たなくする実用性と、少しでも涼しげに見せるための工夫が詰まった柄。 今では春夏アメカジの定番爽やかアイテムですが、ゴリゴリの現場の機能性から生まれたというギャップがたまりません。

ガシガシ穿きたい、リラックス感あふれるシルエット

ダンガリーズ・ラインのパンツ(特にペインターパンツなど)に共通しているのは、「とにかく動きやすくて、ゆったりしている」 ということ。

股上が深く、お尻周りから裾にかけてドカンと太いストレートシルエット。 これこそが、作業着として生まれたダンガリーズの真骨頂です。 スウェットやTシャツに合わせるだけで、気取らない「王道のアメカジ・ワークスタイル」が完成する頼もしさがあります。

そして、このゆったりシルエット、実は一年中使える万能選手なんです。 太くて肌にまとわりつかないから、暑い時期でも風が抜けて穿きやすい。逆に冬は、中にタイツ(インナー)をしっかり穿き込めるので、寒さ対策もバッチリです。 実際、僕も暑い時期から冬まで、本当に一年中ガシガシ穿いてお世話になっています。

ペインターパンツ以外の代表アイテムたち

前回ご紹介したペインターパンツ以外にも、ダンガリーズにはアメカジ好きの心をくすぐる名作がたくさんあります。Leeのワークウェアの歴史を支えてきた代表的なラインナップを、少しだけ紹介させてください。

  • ロコジャケット(カバーオール) 以前のブログでも紹介した、鉄道員のために作られたワークジャケット。懐中時計用の胸ポケットや、手が入れやすい大きな腰ポケットなど、男心をくすぐる実用的なディテールが満載です。
  • オーバーオール ワークウェアの原点とも言える胸当て付きのパンツ。Leeのオーバーオールは、背中のストラップの付け根が「盾(シールド)」のような形になっている「シールドバック」など、後ろ姿も抜群にカッコいいんです。
  • オールインワン(つなぎ / ユニオンオール) Leeが1913年に開発し、大ヒットした車整備用のつなぎ「ユニオンオール」。これを服の上から着て作業し、脱げば下に着ていた服は汚れていないという、当時の労働者にとっては革命的なアイテムでした。

どれも過酷な現場の機能美から生まれた、アメカジ好きにはたまらないアイテムばかりですよね。

まとめ:日常に寄り添う、タフな相棒

特定の品番ではなく、Leeのワークウェアとしての魂を受け継ぐ「DUNGAREES」シリーズ。

独自の進化を遂げた丈夫な生地や、大きなポケットなどの無骨な実用性。 ジーンズよりもさらに「日常の道具」として、季節を問わずガシガシ使い込めるのが、このシリーズ最大の魅力です。

皆さんも古着屋さんやショップでLeeのアイテムを見る時は、ぜひ「DUNGAREES」の文字や、太めのシルエットに注目してみてください。きっと、ジーンズとはまた違うワークウェアの奥深さに気づくはずですよ!

それでは、また次回の記事で!

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この記事を書いた人

きれいめ服で平和に暮らしていたアラサー。
気づけば“消耗品じゃなく相棒がいい”と思うように。
履けば味が出て、育てれば一生ものになる世界に引き込まれ、アメカジへ。
今は師匠の背中を見ながら、のんびり育成中です。

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